こんにちは!
西中島南方駅・南方駅から徒歩2分の就労移行支援事業所『Laful(ラフル)』です♪
Lafulでは、発達障害や知的障害、精神疾患などの障害をお持ちの方やお仕事にお困りの方に対して、働くためのサポートをしています!
今回は、「精神保健福祉手帳の種類や取得によるメリット」について詳しくご紹介します。
心の病気や障がいを抱える方が、社会の中でより安心して暮らしていくために設けられている制度の一つが「精神保健福祉手帳」です。
精神保健福祉手帳とは?
精神保健福祉手帳は、精神障がいのある方が公共サービスや支援制度を利用しやすくするための証明書です。
都道府県・政令市が発行しており、障がい者手帳の一種にあたります。
対象となるのは、統合失調症、うつ病、双極性障害、発達障害、てんかんなどの精神疾患が長期にわたって続き、
日常生活や社会生活に一定の困難がある方です。
手帳の等級について
精神保健福祉手帳は、障がいの程度によって1級から3級までの3段階に分かれています。
1級:日常生活においてほぼ全面的な介助が必要な状態
2級:日常生活にかなりの支障があり、継続的な支援が必要
3級:ある程度の社会参加は可能だが、一定の配慮が必要
等級は医師の診断書などに基づいて判定され、手帳の有効期間は原則として2年です(更新手続きが必要)。
精神保健福祉手帳を取得するメリット
手帳を取得すると、さまざまな支援や優遇制度を受けることができます。主なメリットは以下のとおりです。
1.税制上の優遇
所得税や住民税の控除、相続税の軽減、医療費控除の対象拡大などの恩恵を受けられる場合があります。
2.公共料金の割引
携帯電話料金、水道料金、電車やバスの運賃などが割引になる制度があります(自治体や会社によって異なります)。
3.就労支援
障がい者雇用枠での就職活動が可能になり、就労移行支援事業所やハローワークでの専門的なサポートも受けられます。
4.医療費助成(地域による)
一部の自治体では、手帳所持者に対して医療費の助成制度を設けています。
5.その他の支援
障がい者控除対象者として扶養されている場合は、扶養者の所得税控除額が増える場合もあります。
取得の手続きについて
精神保健福祉手帳の申請には、主治医の診断書や、障害年金の受給証明書などが必要になります。
住んでいる市区町村の障がい福祉課や保健所で申請を行います。
精神保健福祉手帳は、精神疾患と向き合いながら生活している方にとって、
社会とのつながりを保ち、安心して暮らすための大きな支えとなる制度です。
ご自身やご家族が対象となる可能性がある場合は、一度制度の詳細を調べてみることをおすすめします。
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