大人の発達障害とは?自閉症スペクトラムの理解と向き合い方~大阪市淀川区の就労移行支援Laful~

こんにちは!
西中島南方駅・南方駅から徒歩2分の就労移行支援事業所『Laful(ラフル)』です♪
Lafulでは、発達障害や知的障害、精神疾患などの障害をお持ちの方やお仕事にお困りの方に対して、働くためのサポートをしています!

 

今回は、「大人の発達障害(自閉症スペクトラム)」についてです。

発達障害という言葉を耳にする機会が増えていますが、「子どもの問題」として捉えられがちです。
しかし、実際には大人になってから発達障害が明らかになるケースも少なくありません。
中でも、自閉症スペクトラム障害(ASD)は、外見ではわかりづらく、本人も気づかないまま生きづらさを抱えていることがあります。

 

自閉症スペクトラムの主な特徴

ASDは「スペクトラム(連続体)」と呼ばれるように、症状の現れ方や程度には個人差がありますが、
大人のASDの特徴として、以下のような傾向が見られます。

・対人関係の困難:雑談が苦手、空気を読むのが難しい、人の感情を読み取るのに時間がかかる。
・こだわりの強さ:自分のルールや予定が崩れると混乱する、特定の興味に没頭しやすい。
・感覚の過敏・鈍麻:音や光、匂いに過敏だったり、逆に鈍感だったりすることもあります。
・柔軟性の欠如:予測外の変化に弱く、臨機応変な対応が苦手な傾向があります。

 これらの特性が、職場や家庭でのストレスや誤解、孤立を生む原因になっていることもあります。

 

大人になってからの気づきと診断

学生時代はなんとかやり過ごせていたものの、社会に出てから急に「生きづらい」「周囲とうまくいかない」と感じるようになり、自分の特性に気づく方もいます。

大人のASDは、ADHD(注意欠陥・多動性障害)やうつ病、不安障害などと誤診されることもあるため、専門機関での診断が重要です。

 

対策と支援の方法

ASDは「治す」ものではなく、「特性を理解し、対応を工夫する」ことで生きやすさが大きく変わります。
以下はそのためのヒントです。

自己理解を深める:診断を通じて自分の特性を客観的に理解することは、適切な対処法を見つける第一歩です。
・周囲との共有:信頼できる人に自分の特性を伝えることで、サポートや理解を得やすくなります。
・環境の調整:騒音が気になる場合はイヤホンを使う、ルーチンを明確にするなど、生活や職場の環境を整えることが大切です。
・専門家のサポート:臨床心理士や発達障害支援センター、就労移行支援などの活用も有効です。

 

Laful(ラフル)では自己分析のプログラムもあり、少人数でゆっくり自分と向き合いながら特性への理解を深めることができます。

 

大人の発達障害は「努力が足りない」「わがまま」などと誤解されることもありますが、そうではありません。
個性のひとつとして理解し、自分に合った生き方を見つけていくことが、真の意味での“適応”です。
苦しさを感じている方は、まず一歩、専門家や信頼できる人に相談してみてください。

 

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