こんにちは!
西中島南方駅・南方駅から徒歩2分の就労移行支援事業所『Laful(ラフル)』です♪
Lafulでは、発達障害や知的障害、精神疾患などの障害をお持ちの方やお仕事にお困りの方に対して、働くためのサポートをしています!
今回は、「アスペルガーの人にオススメなお仕事」についてお話します。
アスペルガー症候群(現在では自閉スペクトラム症に含まれます)は、主に対人関係やコミュニケーションに困難が見られる発達障害の一つです。
ただし、知的発達の遅れがないことが特徴であり、むしろ特定の分野において非常に高い能力を発揮する人も多くいます。
【アスペルガー症候群の主な特性】
1.対人関係の難しさ
非言語的なコミュニケーション(表情や声のトーン、相手の気持ちの読み取りなど)が苦手で、会話の微妙なニュアンスを理解するのが難しい場合があります。そのため、対人関係で誤解が生じやすい傾向があります。
2.こだわりの強さ
特定の物事に対して強い興味や関心を持ち、それに深く没頭する傾向があります。興味の対象に関しては膨大な知識を持っていたり、他の人が気にしないような細部にこだわることもあります。
3.感覚過敏または鈍感
音、光、におい、触感などに対して非常に敏感である一方で、逆に鈍感であることもあります。
これにより、日常生活でのストレスを感じやすいことがあります。
4.ルーチンや規則へのこだわり
決まった手順や予定に安心感を持ち、突然の変更に対して強いストレスを感じることがあります。計画的で一貫性のある行動を好む傾向があります。
【アスペルガー症候群の人に向いている仕事】
・プログラマー・システムエンジニア
論理的思考や細部への注意力を求められる。細部を見逃さない観察眼や、こだわりを持って探求し続ける姿勢、黙々と作業に集中できる環境も適しています。
・データ入力・事務作業(経理、会計、校閲、校正など)
一定のルールに従って正確に作業を行う仕事は、規則性を好むアスペルガーの人に合っています。社会的・感情的な情報よりも論理や事実関係を重視する傾向があるため、例えば経理や会計士のように、数字を正確に扱う仕事ではミスを減らすことに貢献しやすいです。
・デザイン・イラスト・クリエイティブ
独自の視点や感性を生かせる職種も適しています。視覚的なこだわりや芸術的センスがある人にとって、創作活動は表現の場として大きな可能性があります。
・システムテスター・デバッガー
細かいバグやエラーを見つける作業は、観察眼と執着心が必要とされるため、アスペルガー症候群の特性に合うケースが多いです。
・技術者・設計技術者
製品やシステムの設計にかかわる技術者は、仕様書に沿って正確に作業する場面が多いため、アスペルガー症候群の方の得意分野と合致する可能性があります。
向かない仕事としては、接客業や営業職などです。相手の表情や反応を瞬時に読み取り、臨機応変に対応する必要がある職種、チーム全体を指揮する管理職やグループワーク中心の仕事もストレスを感じることが多いでしょう。また、騒音や強い照明が絶えずある職場は、感覚過敏を持つ方にとっては過酷な状況になりがちです。
「できないこと」に目を向けられがちですが、その特性を理解し環境を整えることで「強み」を発揮することができます。大切なのは、本人が自分の特性を把握し、それに合った働き方を見つけることです。強みと課題を整理すると、適職を見つけやすくなります。
障害者手帳を取得している場合、法定雇用率の枠を活用して就職する方法もあります。その場合、企業側に「合理的配慮」として感覚過敏への対策、業務マニュアルの提供、タスクを細分化して指示するといった具体例を事前にまとめ、面接や入社後に相談できる体制を整えましょう。
就労移行支援事業所では職場定着支援も行っています。就労後も支援員との定期的な面談で職場での困りごとを一人で抱え込まず、良い方向に整えていくことが可能です。
Lafulでは、少人数制で一人ひとり丁寧に対応させていただいております。
就労に向けてどこから始めればいいかわからない方、どうぞお気軽にご連絡ください。
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